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いよいよ骨髄移植~移植当日~ [骨髄移植]

いよいよ骨髄移植の日がやってきました。

前日よりもう一人の主治医が関東地方の
骨髄液採取病院まで、出向いて行ってくれています。

採取され次第、私の入院している病院にかえってきます。

免疫抑制剤は昨日からずっと点滴されたままです。

胸のカテーテルの管は2本に分かれており、1本は免疫抑制剤専用になっています。

予定では夕方6時くらいに戻ってこられる予定でしたが、
午後3時まえに戻ってこられて、3時すぎに移植が始まりました。

骨髄液はナイロンパック状態で2袋、合計約1000cc強、
もう1本のカテーテルから6時間かけて点滴します。

胸には心電図をとるためのパットがつけられ、
指には血中酸素の測定器、血圧測定も行われます。
移植前と移植後に体重測定。

移植されている時はとくに体の変化等はありませんでした。

看護婦さんは「体重は増えているはずですよ~」と言っていましたが、
移植後の体重測定では、6~700グラムの増加しかありませんでした。

主治医の先生も夜9時すぎの移植終了まで何回も見に来て下さり、
心強かったです。

6時間かけましたが、終わってしまえばあっという間に感じました。
途中、心拍計のバッテリーが切れたりしましたが、無事終了しました。

ドナー様、ありがとうございました。感謝いたしております。骨髄採取、大変だったと思います。
仕事の都合や家族の理解など、わたくしの為に申し訳ありませんでした。

私の家族や兄弟も感謝いたしております。

本当にありがとうございました。

BCRへ引っ越し~4日前から前日~ [骨髄移植]

移植4日前:クリーンルームからBCR(バイオクリーンルーム)へ引っ越しました。

BCRでは、完全なかんづめ状態になります。
部屋には頭側からクリーンエアーが常に出ています。
センサーがあり、人が来るとエアーが強く出てきます。

しかし部屋には閉じる扉が入口と入ってから中に、もう一つありますが、
BCRは2人部屋で壁はあるものの、いけいけ状態でした。

トイレもむきだし状態で、水道の蛇口には紫外線?で殺菌された水が出るようになってます。
シャワーもありますが、洗い場の上にナイロン製のカーテンしかありません。
テレビは枕もとにスピーカーがあり、見放題です。

窓は2重になっていて、間にウィンドウサッシがあり、その向こうに面会用の
廊下があり内線で話ができるようになっています。

持ち込めない物もありますし、食べてはいけないものもたくさんあります。
主治医からは、口内炎ができて、食欲もなくなるのでウィダーインゼリーの
ようなものを、用意しておくといいですよ、と助言をいただきました。
色んな種類のものを買い込んでおきました。

3日前:抗がん剤、エンドキサン投与
2日前:抗がん剤、エンドキサン投与

この2日間は体がだるく、起きているのも辛かったです。
食欲も少し落ちてきました。

前日:免疫抑制剤、プログラフ投与

しんどさがやわらぎ、食欲も少し回復、兄面会ヤクルト差し入れ。
免疫抑制剤、プログラフはこの日から約11か月間続くのでした…




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前処置~移植8日前から4日前~ [骨髄移植]

朝から検尿、採血がありました。
昼食後から点滴が始まるので、シャワーも午前中に済ませておきました。

薬剤師の方が前処置に使用する薬の説明に来られました。
けいれん、吐き気、倦怠感、食欲不振、脱毛、腹痛、下痢、便秘などの
副作用や予測しないこともあることなど、色々聞かされました。

主治医からも同様に、免疫がなくなってしまうので、たいへんつらい治療に
なるが、がんばりましょう。と言われました。

そして昼食後から、胸のカテーテルを通して水分の点滴が始まりました。
この点滴は前処置の間じゅうずっとあります。

夕方6時からブスルフェクスという抗がん剤の点滴が始まりました。
6時間おきに2時間かけて点滴し、それが4日間で16回ほど続きます。
その間にも、肺炎予防の薬の吸引をしたり、血液製剤を投与したりと、
次から次へと進んでいきます。

ここまでは、一般のクリーンルームで行われました。

ここからは、BCR(バイオクリーンルーム)へ引っ越します。


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加熱食~移植9日前~ [骨髄移植]

朝食から加熱食になりました。
味は悪くありませんでした。

朝はパンにしてもらいました。
缶詰に入った長期保存のできるものでした。
開けなければそのまま置いておけるものです。

昼、夜はおかゆにしてもらい、
3食共にジュースとヨーグルトを付けてもらいました。

当然のことながら、病院食以外での飲食も気をつけなくてはいけません。
生もの、くだもの、調理後2時間を超えたものなど・・・
火を通したもの、保存可能な加工をしたもの以外は口にできなくなりました。

前処置が始まると、抗がん剤の影響と免疫力が落ちることで、
口内炎になりやすくなり、食欲がなくなると言われました。

先生からは、ウイダーインゼリーのような流しこんで飲めるようなものを、
用意しておいたほうがいいと言われました。

食後にけいれん止めの薬を飲みました。
前処置の抗がん剤の副作用の予防のためだそうです。

これから過酷な前処置が始まります。


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最後の外出許可~移植10日前~ [骨髄移植]

今日は土曜日
朝起きた時、外は真っ白だった。
ものすごく雪が降っていた。

しかし昼前にはやんで、天気になった。

2日ほど前主治医から、
「移植前の最後の外出許可が出せるが、外出しますか?」
と言われ、しばらく病院に缶詰め状態になるので、
許可を出してもらいました。

外は天気になったとはいえ、とても寒い日でした。
朝食は病院でいただき、昼食は外でたべることにしました。

病室から見える道路向かいの飲食店が気になっていたので、見にいくことにしました。
そこは、ステーキ屋でした。

病院食はしっかりと食べれていましたが、パターンが決まっているので
しばらくは食べられないであろう肉系には心惹かれました。

店に入り定食もありましたが、ごはんを食べるよりはとステーキだけ
注文することにしました。

オーストラリア産のサーロインステーキを300g、レアで・・・

食べごたえありました。

その帰りスーパーで菓子パンと寿司を買って帰り、
夕食のときに寿司を食べました。

今日はとても贅沢な気分になれました。
毎日あれが食べたい、これが食べたい、そんなことばかり考えてましたから・・・

今度はいつ病院から出られるんだろうか?
好きなものはいつ食べられるようになるんだろうか?
味覚は変わらないだろうか?

どんどん移植が近づいてくる。


実習終了~移植12日前~ [骨髄移植]

朝から口腔外科に行って、歯のそうじ。
フッ素を塗ってもらいました。

その帰り看護学生のSさんと最上階にあるという、
VIPルーム専用階へ行ってみることにしました。

うわさ通り個室ばかり・・・しかも壁や扉なんかは
木目調で高級感があり、一部屋も大きく
他の階とは、雰囲気が全く違いました。
一回りして、自室に帰りました。

昼前看護学校の先生が来られ、
実習の終了のあいさつを言いに来られた。

その後、Sさんが来られお礼を言って帰られた。

10日間ほどの実習でしたが、いろいろ話を
聞いて下さり助かりました。

昼から防水テープを貼ってもらい、シャワーお浴びました。
その後患者ライブラリーで移植に関する本を見て、
帰ってきました。


骨髄移植説明~移植13日前~ [骨髄移植]

昼食を食べ終わったころ、家族がやってきた。
上の子は学校を休んで来てくれた。また兄と義姉が母親と家族を
迎えに行ってくれた。

2人の先生からまず、病気の説明。
そして現在の体の状態の説明。
最後に骨髄移植の説明。

体の状態は、3クールの化学療法の結果
完全寛解の状態であること、マーカー値もキャリアと同等で
ウイルス値も1000分の42で良好との事。

このままでも、2~3年は生存できるらしいが、
長期生存の可能性(5年以上)は10%以下らしい・・・

やはり長期生存には、骨髄移植が有効だそうだ。

ドナーとの抗体適合は6座中、5座一致。
移植にはリスクもたくさんあり、たいへんな治療になりそうだ。

移植前の前処置として、大量の抗がん剤を短期間で投与。
著しい免疫の低下と副作用。
そしてGVHD(移植片対宿主病)との闘い。

骨髄バンクからのテキストにも移植前後のことが、
びっしり書いてあったが、移植関連死もある。

少し重たい空気が流れかけたが先生が、
「現在体の状態が非常に良い状態なので、期待がもてます。
  チームで医療にあたりますから、安心して下さい」
と、言ってくださり1時間半位の説明は終わりました。

2週間ぶりくらいの家族との再会でした。
下の娘はベットに入り込んで寝転んだり、ローカを走ったり
落ち着かなかったようです。

久しぶりのにぎやかな一日でした。



中心静脈カテーテル~移植14日前~ [骨髄移植]

平成22年2月、
月が替わって、移植まであと2週間となりました。
朝にシャワーをすませて、昼前にカテーテルを通しました。

右の鎖骨の少し下あたりに、メスをいれて手術しました。
局所麻酔のため、なんの痛みも感じませんでしたが、
移植へ向けて動きだしたんだという、感じになってきました。

レントゲンで管の位置を確認し、異常がなかったためこれで終了。

時間にして、1時間~1時間半くらいだったかな・・・
昼食もすぐに食べることができました。

そのあと看護学生Sさんに、足浴してもらいました。
コツはすこし強い目にこすること、だそうです。
やさしくこすると、確かにくすぐったいです。

はじめて人にしてもらいましたが、気持ちよかったです。

明日は家族と共に、骨髄移植の説明が主治医からあります。
いよいよです。







 外出許可~移植16日前~ [骨髄移植]

体調もよく、検査にも異常がなかった為、
外出の許可が出た。

朝7時すぎに病院を出て、コンビニでパンを買って食べ、
2時間ほどゆっくり歩き、映画館へ・・・

シネコンと呼ばれる複数の映画館の中でどれを観ようか
事前のリサーチもないまま来たので、時間的にすぐ観れる
ラブリーボーンという映画を観ることにしました。

主人公の少女が、開始早々に殺害されるという少し
重たいような内容でしたが、残された家族の悲しみや苦しみ、
この世に未練を残さないで天国に行く少女・・・

なんか自分の置かれている状況とあいまって、複雑な気持ちになりました。
この先自分はどうなるんだろうか?家族はどうなるんだろうか?

映画館を出て、昼食にまぐろ丼を食べて百貨店をぶらぶらして、
看護学生Sさんおすすめの、マカロンというフランスのお菓子を買ってかえりました。

夕方5時頃無事に病院へもどりました。
いい気分転換になりました。




ラブリーボーン [DVD]


Patisserie tie マカロン10個入り


看護実習~看護学生Sさん~ [骨髄移植]

その後も背中から髄液に、抗がん剤の注射をしたり
腰骨から骨髄穿刺(マルク)をしたりしました。

そんな検査続きのさなか、Sさんはやってきました。

婦長さんと担任の教師と共にやってきて、10日間程看護実習で
受け持つ説明と、同意書をいただいた。

Sさんは、看護学部の3回生で20歳、小柄でおとなしそうな女性でした。
海外留学の経験もあるそうで、フランス語もしゃべれるとのこと。

1日中の付添ではないけれど、午前と午後に分けてトータル2~4時間、
私が部屋に居ようが検査を受けていようが、行動を共にしてくれました。

ある時は、口腔外科で歯の検査&そうじ。
またある時は、MR&CTに心臓の検査。
患者ライブラリーで骨髄移植の本やネットを見たり、
階段をのぼる運動に、地下から15階の病棟まで付き合ってくれたりもしました。

検査も順調で、元気な患者で実習になったかどうか・・・

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